病院・クリニック・歯科医院の労災保険の特徴とは

労災保険とは

労災保険とは

労災保険とは、労働者災害補償保険法(以下「労災保険法」といいます。)に基づく制度で、業務上災害又は通勤災害により、労働者が負傷した場合、疾病にかかった場合、障害が残った場合、死亡した場合等について、被災労働者又はその遺族に対し所定の保険給付を行う制度です。

 

アルバイト・パート1人でも

労働者を一人でも使用する事業(個人経営の農業、水産業で労働者数5人未満の場合、個人経営の林業で労働者を常時には使用しない場合を除きます。)は、適用事業として労災保険法の適用を受けることになり、加入の手続をとり(保険関係成立届の提出)、保険料を納付しなければなりません。保険料は全額事業主負担とされています。

業務中の事故は健康保険を使えない

労働者の負傷、疾病等に対する保険制度としては、労災保険のほかに健康保険がありますが、健康保険法では、労働者の業務以外の事由による疾病、負傷、死亡等に関して保険給付を行うと定められており、業務上災害について健康保険による給付を受けること(健康保険被保険者証を提示して治療を受けるなど)はできません。

保険料はどれくらい?

労災保険率は、事業の種類ごとに、過去の災害率などを考慮して定められており、54業種について最高1000分の103から最低1000分の3となっています。

 

なお、病院・クリニック・歯科医院では1000分の3が適用されます。

 

計算例:従業員3名、それぞれ年間200万円の賃金を支給している場合

 

200万円×3名×3/1000 = 18,000円

 

支払う労災保険料は年間18,000円です。